羽毛布団の訪問販売

前回のデート商法の体を張った報告は、私の予想以上に大好評だったので、
今回は、かなり鮮度が落ちますが、3年位前に羽毛布団の訪問販売にあったときのお話をさせてもらいます。
みのもんたのお昼のテレビなんかで「羽毛布団の訪問販売」という悪徳商法をよく紹介していたが、実際に回りに聞いたことが無い。

もはや、都市伝説かと!?と思っていたが、実際に私の身に降りかかった話しです。

私が家でくつろいでいると
「ドン!ドン!!!ドン!!!ドン!!」

と我が家のドアを壊れんばかりにたたいてくるので、出てみると。

なんかお祭りの時にたこ焼きを売っているテキヤのような30代前半くらいの野郎!
が顔を出してきた・・
(以後その定員をテキヤとして話をします)

そのテキヤ曰く
「最近、この近所でお布団のクリーニングを始めたものだけど、今回は、格安でやってます。クリーニングが出来るものと出来ないものがあるからちょっと見せてくれと」
ってこと。
で、30分くらい玄関で立ち話をしていて、らちがあかないので仕方なく今使っている布団を見せることにした。
とりあえず、会社名を知りたかったので名刺を貰おうとしたが今は切らしているのでないとのこと。

僕が日頃使っているごく普通の布団を見るなり、

テキヤは
「このタイプの布団は、うちのクリーニング店では洗うことができない。それよりも、こんなもので寝ていたら背骨が曲がって大変なことになると」

要するに
「こんなのは布団ではないからクリーニングできないと言うこと」
それに
「うちでは布団もおわけしている」

ここで、このテキヤの目的が

「お客様の健康を守るための羽毛布団をおわけする」と言う話になるのですね。
「売る」とは言わずに、ずっと「おわけする」と入っていたのがちょっと気にかかる。


そんな感じで、また世間話、近所のアニキを意識させた会話。
その内容は、
・幼少のころ孤児院にいた
・板前を目指していたが、店でお金がなくなると孤児院出ということで疑われて店をやめることにした。
・そのときに拾ってくれたのが今の社長だ。
・若いころはヤンチャで族でバイクを乗り回していた。そのときの族長の女が鈴木さりなだったとかとか、
とにかくテキヤから話を引き出してみたが、

今となっては何処までが本当なのかは???
それでやっと羽毛布団の説明。なんでもうちの羽毛布団は機械で刈り取らず、手作業で行うこと事から・・・・なんてことを行っていた。

で、その超オススメする羽毛布団を実物に見せてもらったが・・・・で、

テキヤは、
「それで月に1万円のところを、お兄さんは人が良いから月に4000円でよいとのこと??そのとき洗い立ての布団と交換するとの事!!」

と言ってきたなんとも意味不明なことを言って、僕に買わせようとするが!!!


あ!?


よくよく考えてみるとこんな感じで訪問販売で高額なものを売りつけたら何かの規制に引っかかるはず!!!


テキヤが行っているのは、羽毛布団の販売ではない!!!!



ここでテキヤがこだわっていた「売る」ではなくて「おわけする」の意味が分かった!!!



テキヤが僕に行っているのはおわけした羽毛布団のクリーニング契約だ!!!!


これなら規制なんかも適用がない!



それにクーリングオフも出来ない!!!!!!!


おそるべき テキヤ!!



最後に、テキヤは、この布団は置いて行くから、
気に入らないようなら返してもらって結構だという話になった。



いくらずうずうしい僕でも、さすがにこれ以上は首を突っ込むと大変な目に合うと察知し何とかテキヤを家から追い出す。





ちなみにこのテキヤが我が家への滞在時間は約3時間。


あなたは、どう思いますか?

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